「お客さ~ん!」 スーパーで

日常爺

今日、スーパーで買い物をしてレジで支払いを済ませ、おつりとレシートを貰い颯爽と帰ろうと出口に向かった。
後ろで、「お客さ~ん!」と叫ぶ声が何度も聞こえるので振り向くと、レジのお姉さんが買い物袋を高く振っている。
周りには順番待ちのお客さんたちが、ニコニコ笑っている。

「あっちゃー、またやってしもうたか」、去年の秋と今回で二度目だ。
普段は買い物袋を持参して、レジ清算後に自分で詰めている。
だが、今回はレジのお姉さんが清算後に無料の袋にサービスで詰めてくたのだ。
このいつもと違う流れのせいで、お金だけ払って商品を持たずに帰ろうとした。

普段はレジの精算が終わると、次の人の邪魔にならないよう、買い物カゴを持ってすぐその場を離れる。
そして自分で袋詰めして帰る。
もう一連のリズムが体に染みこんでいる。

今回はお姉さんが袋詰めしてくれたので、買い物カゴはこの場でなくなる。
袋詰めの工程がなくなったので、お金を払う作業だけでその場を離れてしまった。

他人に笑われる分には、この年になると何も恥ずかしくはない。
しかし、自分への情けなさがこみ上げてくる。
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