二つの困ったちゃん

頑張爺

戸室仙人もいよいよ兼六園が舞台となり佳境に入ろうとした矢先、二つの困った問題が生じました。

【一つ目は、画像の問題です】

主人公の足跡を表現するのに、Google mapとearthの画像を少し加工して利用しようと思っていましたが、念のため調べてみたら利用規約違反になるみたいです。
タイトルの仙人からも分かるとおり、主人公は空を飛ぶため、鳥瞰図が必要となります。
鳥の目が表現できなかったらこの妄想話は面白くありません。
私のパソコンのkmlファイルを公開したら話は早いけど、それでは芸がありません。
あれこれとGoogleの代役に何かないか探していて、たどり着いたのがカシミール3Dです。
山岳写真のように表現できるソフトです。
本当はカラスが飛んでいる高度からの画像が欲しいのですが。
平地に使えるかどうか分からないが、とりあえずamazonでカシミール3D入門編の中古本を注文しました。

【二つ目は歴史の表現方法】

以前「土日のアリバイ」を書きましたが、その続きがあり、あの後鶴の丸休息所へ行きました。
暖房が効いていて人が少なく、壁に大きく歴史年表が貼ってある。
暖かい缶ココアを飲みながら、思索にふけっていました。

しばらくすると、元気な若者が五人入ってきました。
会話を盗み聞きして、彼らは学生であることが分かったので、ちょうど良い、彼らの意見を参考にしょうと、私から声をかけました。
聞くと彼らは有名な大学の学生さんたちでした。

鶴の丸休息所金沢城から歴史の話となり、会話は楽しく弾んでいくのですが、なぜか共通認識というか共感が生まれない。
学生さんが気を悪くしないかと思ったが、素朴な質問を投げかけました。
「かくかくしかじか・・・」
明るく返ってきた言葉に、軽く茫然・・・自失・・・。
五人の学生さんで日本史を習った子は一人だけです。
学校全体でも半分もいないらしい。
これも私らの世代の無責任さが悪いのではないかと、申し訳ない気持ちになる。

西郷隆盛と前田利家が一緒にお茶を飲んでいても、なんら不思議に思わないという。
いかん、これはいかん、私のファンタジーがホラ話でなく、ノンフィクションになってしまう。
時代設定は明治で、現代人の主人公と江戸時代の亡霊が現れても素直に真実と信じてしまいそうだ。
歴史とファンタジーの境界線をゆっくり飛行しようと思っていたのだが、この夢は破れた。

世間様に批判を受けないように、歴史の総論をオブラートで包み無難なホラ話を想定していたが、今の学生さんには実話と写ってしまう。
こうなったら、日本史を知らない外国人にも分かるようなホラ話にしないといけないようだ。
場面設定も誰でも分かるように時間差をなくして、ピンポイントの話題に変更する必要がある。

しかし、歴史の各論を話題にすれば、今度は私の知識不足が問題になってくる。
これこそ致命的な問題だ。
それに、歴史の境界線を越えて中に踏み込むことになる。
でも乗りかかった船だ、今更引き返せない。
方針変更して先に進むことにしようと思う。

幸いなことに、私は結論(落としどころ)を決めないで書いてきました。
私は結論に興味はなく、話の中に私の言いたいことを二割ほど紛れ込ませれば満足なのです。

当分の間、デジタル脳とアナログ脳が激しく交差するため、戸室仙人は不定期の投稿になると思います。
できるだけ矛盾しないようなあらすじにしますので、飽きずに時々の訪問をお願いします。

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